半年以上の育休取得を予定しているヨシヒロです。こんにちは。
このブログは僕が「半年以上育休とるぞ!」と心に決めた日から書き始めたものですが、ブログを始めてから約1ヶ月、育休のことを色々と調べるうちに「半育休」なる言葉に出会いました。
「半育休」・・・半分育休?と言うことは半分仕事?ん?どゆこと?
と言うことで今回は「半育休」についてご紹介します!
ちなみにこの「半育休」と言う言葉はNPO法人フローレンスの橋下吉央さんという方が造られた造語みたいです。
これはすごいよ!いいよ!橋下さん!(↓橋下さんのブログ↓)
「半育休」とは
育休(育児休業)を取りながら働く「半育休」とは?を説明します
Hatena Blog パパ半育休からの時短なう
上記のブログで紹介されていますが、育児休業における育児休業給付金の給付条件として、「月に80時間未満の労働時間であること」という項目があるようです。
僕はてっきり「育児休業中は仕事をしてはいけない(仕事すると給付金はもらえない)」と思い込んでいましたが、実は月に80時間未満であれば働いて給料をもらってもいいんですね。
「育休」に対して「半育休」という制度があるわけではなく、あくまで育休制度の一つの条件として労働時間制限が設けられているわけです。
つまり、育休取得してあくまで育児中心の生活をしているけれど、例えばどうしても引き継げないような仕事を月に80時間未満の時間だけやっているという、そんな生活スタイルもありだってこと。
そんな生活スタイルをわかりやすく「半育休」と呼んでいる人がいるってこと。
これは知らなかったから目からウロコでした!
「半育休」の使い方
この「半育休」は法律上は認められた制度ではありますが、所属する会社的にNGな場合が多いのだろうなと思います。たぶんウチの会社もダメだろうな・・・
でも、さっきも言ったようにどうしても引き継げない属人的な仕事があったり、引き継ぎをするのに膨大なコストや時間がかかったりする場合は、これは活用しない手はないですよね。
例えば特殊な国家資格を持っていないとできない業務とかもあるわけで、そういった人材が会社に1人しかいなければ、その人はほとんど身動きが取れないわけです。
で、そんな特殊な人材が「育休とりたい」と言い出したら、会社はどうするでしょう?別の人に資格を取らせる?そんなの時間もコストもかかりますよね。
だったらその人に育休を取らせてあげながらも、最小限の仕事だけを月に80時間未満だけ継続してもらう。そんな選択肢もあっていいはずです。
ただ、育休中に80時間未満だけ、しかも特定の業務や作業だけやるというのはイレギュラーな感じがするし、人によって育休中にどれだけ仕事の時間を確保できるのかも大きく違いそうです。
企業の総務や人事の目線から見たら、「個別対応」が必要になりそうな案件で、大きな会社ほどこの手の対応は嫌がるだろうなと思います。
それが日本の“残念な”企業文化のひとつですね。みんな一律同じにしたがる。全然ダイバーシティじゃない!
でもこれからはこういった働き方も含め、多様な人材の多様な働き方を認めていかないと、会社はどんどん息苦しい場と化していき、人員確保が難しくなっていくでしょうね。
育休生活の理想形?
さっきも書いた通り、育休制度は取るか取らないか、仕事休むか休まないか、白か黒かという(ある意味究極の)選択だと思っていました。
でも実際には、育児中心の生活をしながら育児休業給付金という国の援助も受けつつ、細々とでも自分に出来る仕事を続けられるというのは、キャリアの面から見ても、収入の面から見ても、とても理想的だと感じます。
でも、世の中の育休関連の情報をウォッチしていても、育休取るか取らないか、どれくらい取ってるか、といった議論が中心で、育休しながら働くという話はあまり見聞きしません。
やっぱりあまり広まっていないのでしょうか。こんなに良い制度なのに・・・
よく、育休を取りづらい理由として、仕事が引き継げないとか、男性が職場を離れることに対して上司の理解が得られないとか、そういった理由が上位に挙げられます。
引き継げないなら、引き継がずに育休取れる制度があるんだから使えばいいじゃん!と思いますが、さてこれをどうやって企業は導入していくか・・・
勤務管理や給与管理が絡んでくるのでほとんどの企業では人事部の管轄領域になると思いますが、この勤務管理や給与管理のやり方を設計しないと先に進めない気がします。
例えば半育休取得者にいくら給与を支払うのか?勤務時間に応じて?それとも一律で?
例えば半育休取得者に対して社内でのキャリア(給与の基準になる○級みたいな資格制度)をどう設定するのか?今までのまま?それとも限定された業務だから一時的に下げる?
こういったことを将来に向けて積極的に考えられる人事部であれば、意外と制度活用のハードルは低いかもしれませんね。
一方で平成も終わろうとする現代にいまだに昭和的な慣習の残る腰の重い企業は、正直こんなめんどくさいことやりたがらないでしょう。
働き方や生き方は千差万別なのに、会社の都合でそれを許さない。うん十年前はそれでよかったかもしれないけど、現代ではそれは通用しません。
いまだに腰の重い人事の皆さん、よろしくお願いしますね!!
おわりに
ということで今回は「半育休」についてご紹介しました。なんども言いますが「半育休」という制度があるわけじゃなくて、育休中も80時間未満は働いても給付金がもらえるよ、って話です。
僕はこれから(2019年の春ころ?)正式に育休取得の申請などしていきますが、ダメ元で会社に言ってみようかしら。
って。返答は正直目に見えてますが、いまだに昭和な体質に風穴を開けていくことは必要ですね。
風穴をあけてみたら、またこのブログでもご紹介したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。