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日本企業が劣化が著しいのは「親業」を放棄してきた男性が多いから?!

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半年以上の育休取得を予定しているヨシヒロです。こんにちは!

最近、悲しいことに、日本企業の劣化現象が激しいように感じます。

検査不正、隠蔽、不正取引・・・そんな報道が後を絶ちません。

なぜ日本の会社はこんなことになってしまったのか?

様々な原因が考えられますが、「日本人男性は子育てをしてこなかったから」という理由もあるかもしれないと最近思いました。

なぜそう思ったか?今回は「育児と日本企業の劣化」というちょっと結びつかなさそうな2つのことについて考えてみます。

 

「親業」がビジネススキルを向上する

最近、こんな記事を目にしました。

 

 

この記事で紹介されているのがイタリア人起業家のリカルダ・ゼッザさん。

 

『親(男女ともに)としての役割が、それまで眠っていた新しい能力を引き出す』という科学的データ(=MAAM理論)を発表、この理論に基づいた企業内トレーニングプログラムを開発し、実践している女性です。
mi-mollet記事より引用)

 

ということで、親としての経験やスキルが、ビジネスシーンでも役立つことが証明されています。

最近はよくワークライフバランスという言葉を耳にしますが、この言葉、日本では「仕事とプライベートの両立」といった文脈で用いられることが多いように思います。

つまり、ワークとライフを別物として、分けて捉えているということです。

でも、実際には(子育てを含む)ライフのスキルが、ワークにも役立つ。おそらくその逆も然り。

自分の人生の質を向上するという意味で、ワークもライフも含めどちらで培った能力もうまく融合して使っていくのがいいんでしょうね。きっと。

ゼッザさんらの調査によれば、「親業」、つまり子育て経験者は、組織の運営能力や傾聴力が向上したというデータを得たそうです。

そうだとしたら、日本でももっと育児に携われるビジネスマンが増える環境になってほしいなと思いますね。

 

昨今の日本企業の劣化の原因は男性の「親業」の放棄にある?!

「親業」の意外な恩恵が分かったところで、昨今の日本企業の動向について振り返ってみます。(年末ですし)

冒頭にも書いた通り、最近日本の大企業の検査不正、隠蔽、粉飾決算、違法取引・・・そんなニュースが後を絶ちません。

2018年は特に多かった気がするな〜・・・(遠い目)

なぜこんなことが起こったか?と考えると、パッと思いつく理由のひとつは、こういった不正行為を主導してきた人たち(主に会社の上層部の人間)の問題が考えられます。

つまり、こういった人たちの思考力、組織運営力が現代のスピード感についてこれず、機能不全を起こしているということです。

一概には言えませんが、こういった人たちは概ね50〜60代の人が多いと予想します。(ニュース見てたらそんな感じだよね)

この世代の人たちは、高度経済成長の中をバリバリ働いて切り抜けてきた人たちです。その多くは、子育てを妻に任せて残業も厭わず働いてきたことでしょう。

と、ここでさっきの話を思い出してください。

 

「親業」を通じて組織運営力がアップすることが証明されてきた

 

逆の見方をすれば、これまで残業を厭わず、子育て含め家庭のことは妻に任せっきりで仕事ばかりしてきた人たちは、「親業」を通じて向上するはずの能力が身についていないのではないか?とも捉えられます。

もちろん、社内研修などでスキルを身につけることもできるでしょうけど、会議室で学ぶスキルと、子育て現場ではちゃめちゃな状況から学び取るスキルでは、おそらく雲泥の差があります。

ヨシヒロ
ヨシヒロ
子育ては会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!(昔どっかで聞いたようなセリフ・・・)

だから、「親業」を放棄してきた男性が上層部を占めるいまの日本の企業は、時代の変化の激しさが増した今、どんどん劣化していってるのではないかと思うのです。

子育てにも真摯に向き合ってきた人なら本来身につけていることを放棄してきているので、今になってボロが出始めているということです。

これはあくまで僕の自論ですが、そんな捉え方もあながち間違っていないのでは?と思うのです。

 

解決策は「男性育休」推進かもしれない

僕の持論は科学的に証明したわけではないけど、仮に証明できるとしたら。

そしたら、取るべき対策のひとつは、もっと男性も「親業」をしっかり担える社会に変えていくことだと思うのです。

つまり、男性も育休をしっかりガッツリ取得できる環境を整えていくこと。

子どもが生まれて親として過ごす期間は、ある意味ビジネスに必要な力を身につける実践研修だと思えば、育休を取って子育てにしっかり時間を使うことも悪くありません。

悪くないという意味は、会社側の立場から見て、育休取得者は休んでいるだけ、と捉えられがちですが、そうではなく、育児にコミットすることで仕事にも応用が効くスキルを身につけて帰ってくるんだと思えばいい、ということ。

だからこれから発展していきたいと思う企業は、座学のマネジメント研修もいいけど、子育て現場でマネジメントの実践教育をする、そんな風に捉えて育休推進してもいいかもしれません。

 

さらに言えば、子どもを授かった時点からある意味実地研修が始まっていると考えてもいいかもしれません。

そもそも、子どもを授かること自体、ほとんど計画的には進まないものです。

子どもを授かったらその半年くらい後には育休で自分の仕事のポストを空けなければならない。そんな急激な計画変更にどう対応するか。

そんなことを考えるのも、世の中の激しい変化への対応力を鍛える訓練になりそうです。

 

おわりに

ということで今回は、「親業」と日本企業の劣化、さらにはこれからの育休の捉え方まで考えてみました。

いろいろ書きましたが、育児をそこまでビジネスライクに捉える必要もありません。

子どもとの楽しい時間を過ごすために育休を取る。本来はそれでOKです。

その中で、ビジネスにも通じるスキルが自然に磨かれていくのだと思うのです。

そうであれば、育休は家族と楽しい時間も過ごせて、その後のビジネス力アップにもつながる、一石二鳥な制度なわけです。

こりゃもう、取らないという選択肢はありませんね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。